こんにちは、いくらです。
ダーニングって、簡単でしかもおしゃれに繕えるすごい技術ですよね。
でも私はネットを参考に挑戦した結果、完成後「思ってたのと違う。。」とがっくりきた経験が何度もあります。
そこで本記事では、私が10回以上の失敗経験からやっと学んだ、うまくいくターニングのやり方のコツをご紹介します。
具体的には、前半で 糸に関するコツ3つ、後半で 見栄えするコツ3つ について書きました。
少しでもお役に立てば嬉しいです。どうぞご覧ください。
ダーニングのやり方｜ダーニングとは
はじめに、ご存じない方向けに簡単に説明します。
ダーニングとは、「イギリスに古くから伝わる修繕技術」のことです。
英語でdarning（ダーニング）は「かがること、繕うこと」を意味します。
日本で近年人気のカラフルな糸を使った手法は、ニットデザイナーの野口光さんが広めました。
イギリスのデザイナー仲間の方から教わったそうです。
参考：（書籍）愛らしいお直しダーニングで大好きな服がよみがえる /主婦の友インフォス/野口光
ダーニングとは、を更に詳しく知りたい方には、野口光さんのサイト内の以下記事をおすすめします。
ダーニングのやり方｜おすすめ本
初めてダーニングをする方には、ネットより、本を見ながら作業するのがおすすめです。
理由は、ネットで必要な情報をあちこち探しながら作業するより、集中してダーニングを楽しめるからです。
わたしのおすすめ本はこちらです。
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おすすめ理由
このムック本をおすすめする理由は、はじめてダーニングをする方向けに必要なものがすべて揃っているからです。
具体的には以下3つです。
- ダーニングの基本的なやり方
- 道具（ダーニングマッシュルーム、糸通し）
- 材料（糸）
特に、「糸10種が少量ずつ（各2メートル）」入っている点が素敵です。
- 太さ・・・極細・中細・中太・極太
- 色・・・カラフルかつ使いやすい10色
と豊富なバリエーションが揃い、気軽に色々試せます。
付属糸を使った例
上の写真は、よくできたお気に入りです。
よくできたと思える理由は、上記おすすめ本に付属の毛糸を使用したから。
この本の付録で糸の使いこなしを学んだ後、自分好みの糸を買い足せば無駄がないと思います。
ダーニングのやり方｜糸に関するコツ3つ
この項では、ダーニングの糸の揃え方に関するコツ3つを説明します。
- 最初に買うべきは「毛糸」
- 2番目に買うべきは「刺し子糸」
- なにかと便利なのはミックスカラー
順番に説明します。
コツ1. 最初に買うべきは「毛糸」
最初に買うべき糸は、「毛糸」です。
ダーニングの定番、ニットを繕う時に必須です。
ポイントは太さです。ニット本体と同じくらいの太さの毛糸を揃えておくと、よく馴染みます。
具体的には、以下の合わせが適切です。
- ローゲージニット・・・太い毛糸
- ハイゲージニット・・細い毛糸
以下記事で、太め・中細・細めの毛糸をそれぞれレビューしています。
参考にしてください。
【どれが必要？】ダーニングの糸選び実践編：ネットで買える4種を実際に使って評価してみました
ちなみに今、わたしが狙っている毛糸はコチラです。色が好みです！
（Amazonリンク）毛糸 Opal-オパール- オリジナルカラー6本
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コツ2. 2番目に買うべきは「刺し子糸」
毛糸の次に揃えるべきは、「刺し子糸」です。
綿製品（シャツ・デニム等）のダーニングには、「刺し子糸」が合います。
理由は、頑丈さと糸の太さが適切だからです。
具体的には、刺し子糸以外で繕うと以下のような失敗リスクがあります。
- 一般的な縫い糸（木綿糸）・・・細すぎてダーニングが中々終わらない（経験済み）。
- 刺繍糸（４本どり等）・・・糸が弱く切れやすい
つまり、太さがちょうど良い上に、糸をねじり合わせて頑丈にし刺し子糸が最適解です。
こういうものですね。
（Amazonリンク）LECIEN (ルシアン) hidamari 刺し子糸
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先述の別記事で、上記の刺し子糸もレビューしています。どうぞご覧ください。
（再掲）【どれが必要？】ダーニングの糸選び実践編：ネットで買える4種を実際に使って評価してみました
コツ3. なにかと便利なのはミックスカラー
なにかと便利なのはミックスカラーです。
理由は、繕うものに合わせて、欲しい色を部分的にカットできるから。
1玉あれば何色も切り出せるので、無駄がありません。
ちなみにミックスカラーが便利と知ったのは、以下のTwitterです。
大変参考になります。
注意
ただし一点注意があります。ミックスカラーならなんでもOKという訳ではありません。
上の写真、下の毛糸（点線で囲んだ糸）のようにミックスが細かいと、意外と使いにくいです（経験済み）。
なぜなら「使いたい色の部分だけカットする」という使い方ができないから。
これから買う方は、注意してください。
糸に関するコツ3つは以上です。
以下からは、ダーニングが見栄えするコツ3つをご紹介します。
ダーニングのやり方｜見栄えするコツ3つ
ここからは、ダーニングが見栄えするコツ3つを説明します。
- 糸の太さと服の厚さを合わせる
- 色合わせで冒険しない
- フォークで編み目を整えながら繕う
順番に説明します。
コツ1. 糸の太さと服の厚さを合わせる
見栄えするコツ1つめは、糸の太さと服の厚さを合わせる ことです。
具体的には以下のように合わせます。
- 綿のシャツやトレーナー・・・綿の糸（刺し子糸）
- ハイゲージニット・・・細い毛糸
- ローゲージニット・・・太い毛糸
残念な例
コツを押さえなかった残念な例は、上の写真です。
服と糸の太さが合っていないと、なんだか「ちぐはぐ」になります。
上の靴下は「ハイゲージの綿」だけど、使った糸は極太毛糸なので、なじんでいません。
写真から残念な感じ、伝わるでしょうか？？
正解は、「細い毛糸を使う」だったなと悔やみます。
細さはこれくらいがちょうど良いはず。
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コツ2. 色合わせで冒険しない
見栄えするコツ2つめは、色合わせで冒険しない です。
私は色センスに自信がないので、経験から以下を学びました。
素人が自分で選んだ、服となじまない系の色は、大抵「なんか違う」感が出ます。
そんな時は、無難に服と同系色にしましょう。
同系色ならインパクトには欠けるものの、「微妙な仕上がりで、せっかく直したけど結局着たくない」という悲しい展開は避けられるはずです。
糸の色合わせは、仕上がりのかわいさを大きく左右します。慎重になりましょう。
同系色の成功例
上のデニム写真は、本体と同系色でダーニングした成功例です。
本体に自然に馴染んでくれたと思います。自分にしては上出来です。
派手色の例外
ただし例外で、「同系色ではないけど上出来のお気に入り」もあります。
本記事冒頭で紹介した、紺ニット（上の写真）です。
以下の本に付属の糸で繕いました。
amazonリンク：愛らしいお直しダーニングで大好きな服がよみがえる
著者様がなんにでも合わせやすい糸を選んでくれていて、ありがたいです！
コツ3. フォークで編み目を整える
見栄えするコツ3つめは、時々デザートフォークで横糸の編み目を詰める です。
詳しいやり方は、以下のサイトに書いています。参考にしてください。
靴下の穴も、Tシャツのシミも、楽しくお直し。暮らしの装飾家・ミスミノリコさんが提案する「お繕い」とは｜KOKOCARA（ココカラ）−生協パルシステムの情報メディア
やるとやらないとでは、仕上がりの差が歴然です。
ひと手間かける価値があるので、ぜひお試しください。
見栄えするコツ3つは以上です。
まとめ｜失敗から学んだダーニングのやり方
いかがでしたでしょうか。
この記事では、私の失敗経験を元に、ダーニングのやり方（糸に関するコツ3つと見栄えするコツ3つ）をご紹介しました。
おさらいです。
▼糸に関するコツ3つ
- 最初に買うべきは「毛糸」
- 2番目に買うべきは「刺し子糸」
- なにかと便利なのはミックスカラー
▼見栄えするコツ3つ
- 糸の太さと服の厚さを合わせる
- 色合わせで冒険しない
- フォークで網目を整えながら繕う
素敵なダーニングの時間をお楽しみください！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼おすすめアイテム等一覧（再掲）
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